

参建の高強度・耐震システムの特徴を説明いたします。
伝統技術の面で見れば木造建築における昔ながらの無垢材での軸組み工法が耐震 性能に秀でています。それは山里の古民家が21世紀の今でも地震大国の日本で現役として活躍しているのが何よりの証明だといえるでしょう。近年は断面寸法 の小さい木材を接着剤で再構成して作られる集成材がよく用いられていましたが、集成材は中に含まれる化学物質がシックハウスの原因となったりするため、 柱・梁には天然の無垢材を使用します。柱には東濃桧、胴差・梁にはカナダ100年松乾燥材を使います。筋交い部分にも木材の強度・耐久性というのは、同樹 種の場合、樹齢と年輪幅で決まります。ですから樹齢が少なく年輪幅の粗い木より、樹齢の多い年輪幅が密で狭い木の方が、強度・耐久性とも優れています。ま た乾燥した木材は引っ張り強度が鉄の約4倍、圧縮強度がコンクリートの約4倍といわれています。

木材を強固に緊結する金物には、厚さ6mmのモッケン金物を使用すれば震性能が増します。家の構造体があたっても金物が曲がらない強度と地震から家を守る 耐久力が必要なためで、最新の金物を用いることによって、木材の断面欠損が少なくなり、接合部の耐力は大幅にアップします。 また外張り断熱を採用することで、木材をつないでいる金物が熱橋(ヒートブリッジ)を起こすことがないため接合部分を傷めません。
たとえ構造がどんなに強くても、地震のカで床が変形してしまえば建物は無事とはいえません。地震によって建物に加わる水平方向の力(横揺れ)は、床に加わ り、その力は柱、壁を伝わり、基礎を通じて地面に抜けていきますが、その時に床の「ねじれ」や「ゆがみ」を生んでしまいます。地震の力による床の「ねじ れ」や「ゆがみ」を、強力な床剛性で抑えるのが剛床工法です。床は根太と梁をベニヤ(合板)でつなぎとめることで極めて強固な構造になっています。近年は 床の剛性を上げるために厚み24ミリのベニヤを使用。地震に対する強さ、構造の安定感がさらに高くなっています。